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市場調査で個人投資家の考えを探る

2020年から2021年にかけて大きな市場拡大が見られたESG投資。SDGs債券やインパクト投資などESG投資の中でも様々な種類が増える中、個人投資家はどのような背景でESGファンドを購入したのでしょうか。

各運用会社がESGに取り組むのが当たり前になる中、ESG投資の市場伸長が一過性にならないため、金融機関にできることは何か。ESGの今後の展望を探る目的で、i-Cue(アイキュー)では21年6月にESGファンドに特化した市場調査を行ないました。

目次

 なぜ金融機関も市場調査を行なうと良いのか

市場調査は金融機関にとって非常に有益なツールだと考えています。その背景は3つあります。

まず1つ目が、リアルな個人投資家の声から仮説を検証できること。運用会社は個人の声を聞く機会が少ないですし、窓口のある販売会社でも、最近はネット取引が増えて全体の声は見えにくくなっています。市場調査では、自社だけの特徴なのか市場全体に言えることかも分かります。投資家行動の傾向を知ることで、現状のマーケティング戦略を続けても良いのか、今後変更する必要があるのかを検討することができます。

2つ目は、社内やお客さまへの提案を後押しするエビデンスになることです。「ESGファンドの投資家はきっとこういった志向があるので、今後も支持され続けます」という会話よりも、「市場調査によると投資家の不満のうち●%は情報公開にあり、売却の要因にもなっています」と説得した方が、提案を受け入れやすくなるでしょう。

最後の点は、今まで気付かなかった新しい発見があることです。選択肢の設計にも依存しますが、例えばESGファンドに投資した人の満足度は高い、などの側面を見つけることができます。

なお、市場調査は、下記のような形でご活用いただくことが可能です。

 ESG投資家調査の対象

調査は、全国18~74歳までの543名を対象に、次の4区分に分けて実施しました。いずれも、資産運用を主体的に行なっている人が対象となっています。

  1. ESG保有者:ESGファンドに投資したことがある(売却を含む):55名
  2. ESG検討者:ESGファンドに関心/検討したこと、金融機関に勧められたことがある:57名
  3. ESG認知者:ESGファンドを知っている/名前を聞いたことがある:57名
  4. 資産運用関心・経験層:投資した経験・関心がある:374名

注1:ここでのESGファンドは、ESGファンド、SDGs債券、ESG債券、SDGsファンド、インパクト投資を指す。

注2:投資した経験は、株式投資、投資信託、個人年金保険、Fx、仮想通貨、債券、仕組債、NISA、iDeCoへの投資を対象としてスクリーニングを実施

調査期間:2021年6月24日~2021年6月28日、インターネット調査にて実施

 ESGの投資家像についてより知りたい方は

下記のリンクから、それぞれの興味関心領域をご覧いただけます。

 調査結果の全てを見るには?

今回ご紹介したESG投資の市場調査は、レポートとしてご提供をしております。お手元でご覧になりたい方は、「ESG調査レポート希望」と記載し、i-Cue(アイキュー)金融事業部までお問合せください。

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