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最近の個人投資家が活用する情報は?

4年以内にネットでの資産運用を始めた個人投資家。20~30代を中心に、これまでとは異なる増加率が見られたことから、どのような投資行動が見られるのか、市場調査を実施しました。今後、金融機関はどのように個人投資家との接点をネット上で持てるのか、調査結果から探っていきます(調査は22年6月に実施)。

目次

 運用会社からの情報は届きにくい

現在利用している情報源で最も高かったのは、販売会社のホームページ。今後も伸長が期待される形式は動画です。現時点で利用されているのが、販売会社の説明動画13%、ネット上の動画サイト18%であり、今後利用したい人は更に高い水準となっています。

一方で、運用会社による情報であるホームページ、月次報告書、投資先の内訳、販売用資料を活用している人は低水準に留まっています。つみたてNISAの利用率やインデックス運用の投資比率が高いこと、PDFはスマートフォンで閲覧しにくい、などの背景も想定されます。いずれにしても、運用会社が作成する資材の有効活用は今後の課題とも言えるでしょう。

 自分と似た人の投資体験は今後求められる情報に

今後活用したい情報として多くの個人投資家が選んだのは、「自分と同じようなライフスタイルの人の投資・家計に関する実体験」でした。年代別には、特に20~30代の女性だけに絞ると3割が活用したいと答えています。

20~30代は転職やフリーランス・副業、時短・パートという働き方や、移住、大学院や留学などのリスキリング、出産・育児などの経済負担が増える等、様々な悩みを抱えている年代とも言えます。一方で、ネットで見ることができる情報は汎用的な内容が多いことから、自身に近い体験談が求められているとも考えられます。

意外だったのは、20~30代の現役ファミリーの18%が「カップルでのライフプランのワークショップ」に関心を持っていること。金融機関は、今後のアプローチとして商品訴求型から課題解決型への情報提供も視野に入れる必要があるかもしれません。

 なるべく投資に手をかけたくないという心理

投資行動を見ると半数の投資家が、自動積み立ての設定後はあまり手をかけたくない、と考えていることが見えてきました。これはリタイア層に比べ、正社員カップルに顕著に表れています。このような層はYouTubeやSNSなどで投資のイロハやおすすめの投資先・金融商品の情報を収集しているという特徴も見られます。

金融機関でより注視したい点としては、「金融機関に多くを期待しない」と回答したのはリタイア層が最も多かった、ということです。投資歴が長いこともあり、既存の金融機関への期待が薄くなってきたことからネット証券に移行してしまったのかもしれません。

 ネットで資産運用をする個人投資家像を更に知りたい方は

下記のリンクから、それぞれの興味関心領域をご覧いただけます。

 調査結果の全てを見るには?

今回ご紹介した個人投資家のネットを介した資産運用に関する市場調査は、より詳しいレポートとしてご提供をしております。お手元でご覧になりたい方は、「ネット運用調査レポート希望」と記載し、i-Cue(アイキュー)金融事業部までお問合せください。

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